第1章 ウッフィーって何?
それは、ウェブの世界では「お金」よりはるかに価値のある「通貨」である。それは与えることによって増えていく。貢献することによってたまっていく
第2章 Twitterはテレビ広告よりも時には効く
かつて、物を買わせようとするならば、テレビなどの大メディアの広告を使うしかなかった。SNSの登場は消費者の購買活動に劇的な変化を起こした
第3章 デルは、商品に対する不満も公開した
パソコン市場トップのシェアに達したデルは、驕っていた。カスタマーサービスはおざなり。ブロガーの言うことは無視。しかし株価の急落で目覚める
第4章 ウェブ上で顧客を増やす八つの秘訣
「荒らし」にはどう対応したらいいか。アイデア募集に賞金をつけるべきか。Facebook、WindowsVista、レストラン検索サイトなど具体例から学ぶ
第5章 ただ一人の顧客を想定する
旧来のマーケティング手法、グループセグメントはウェブではうまく働かない。ただ一人の顧客を思い描いて、商品を設計し語りかける。するとうまくいく
第6章 ウェブ2.0、各種メディアをいかにつかいこなすか
ブログ、ポッドキャスト、Twitter、wiki、ソーシャル・ブックマーク、フォーラム、SNSなどウェブ2.0に花開いた各種のメディアの特性と利用法
第7章 ウォルマートの失敗に学ぶ
それでは、PRのプロを雇いブログを書かせ、サクラをつかってフォーラムを立ち上げるというのは? αブロガーに金を払うというのはどうだろう?
第8章 アップルはなぜ人をわくわくさせるのか
持っているだけでわくわくするそんな体験を創造することこそウッフィーを高める。モレスキンの手帳、ボージュ・オー・ショコラなどそこには体験がある
第9章 無秩序をあえて歓迎する
ウェブ上では、がちがちに計画をたてるより、むしろ予想できないことをとりいれるようにするとうまくいく。私自身が関わった市交通局のフォーラムから
第10章 社会貢献そのものを事業目的にする
ウェブ上の起業では、目先の利益を追うとコモディティ化の罠が待つ。そうではなく、社会貢献それ自体を事業の目的にして成功したクレイグズリストなど
第11章 ツイッターノミクスのルール
まとめてみよう。ウェブ2.0の様々なツールの発達で、まったく違う市場経済が出現した。個人も組織も、その新しい世界に対応したものが成功するのだ
満足度:★★★★☆
とても興味深く、楽しく読めた1冊です。
この本は、題名にツイッターとありますが、いわゆるツイッター本ではありません。
著者のタラ・ハントさんが考えた「ウッフィー」と言われるものについて書かれています。
ツイッターはウッフィーを得るための一つの手段に過ぎません。
アメリカでは「ウッフィーファクター」というタイトルだったのかな?
日本でも同じ名前の方がいいように思いましたが、ツイッターの人気を受けてこのタイトルにしたんでしょう。
ここ数年のwebの進化に伴い、webを基盤とした新しいルールが出来つつあります。
それは今までのメディアを主体としたマーケティングだったり、個人対個人のつながり方だったり。
それをタラ・ハントさんは「ウッフィー」という言葉で表現しています。
読んだ後は、なるほど、世の中に新しい枠組みが出来てるんだなと感じ、私もウッフィー集めたい!と思いましたw
ちなみに、このブログを書き出したのもこの本による影響が多少はあったかもしれないです。
今の所、ほとんど読まれていませんが・・・
タイトルが微妙ですが、2度3度読み返したくなる良い本でした!
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